【歯科事務長向け】Word Pressのバックアップ
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ワードプレスでサイトを構築すると便利
ウェブサイトやブログコンテンツの構築には、ワードプレスが現在の所において主流です。
ワードプレスとは数あるCMS(コンテンツマネジメントシステム)の一つで、かなりのシェアをワードプレスが獲得しております。現状、歯科医院でホームページを新規で立ち上げるなら実質これ一択となっております。
何が便利なのか一例ですが、
- 医院の公式情報をすぐ発信できる
- しかも操作簡単、ブラウザから操作できる
- プラグインやテーマで機能や見た目を簡単に強化できる
- SEOに強く検索エンジンで上位表示されやすい仕組みが作りやすい
- すなわちマーケティングに強い
- 新患獲得にも求人にも使える
ワードプレスはブラウザから簡単に操作できてとても便利、基本的に誰でも扱えます。
だがそこに落とし穴が
“ある日、とある事務長が医院の休診日の更新を院長に頼まれました。
「ログイン」し「新規記事」を投稿しようとした時、更新通知が目に入ったので何も考えずに更新しました。
すると、画面がピタッと止まってうんともすんとも言いません。
おかしいなと思い一旦画面を閉じ、もう一度ログインを試みると「メンテナンス中です」との文字が現れてホームページが見られなくなりました。
焦る事務長。”
・・・と、まあこれ位は比較的簡単に解決出来る話ですが、背筋が凍る思いですね。
歯科医院は一般的にコンピューターに強いスタッフは滅多にいないので、事務長が自力で解決するか業者を召喚するより方法はありません。
ワードプレスはよくエラーを起こす
何かのはずみでワードプレスはよくエラーを起こします。
記事更新中にエラー、ワードプレスのバージョン更新中にエラー、プラグインの更新中にエラー、データベースの破損、など素人では対処不能なエラーがワードプレスには起こりやすい。
誰でも扱えるがゆえの落とし穴があります。
“データベース接続確立エラー”などが出ようものなら、普通の歯科医院スタッフはお手上げでしょう。
データベースのバックアップ-プラグインを利用するのが吉-
データベースが壊れるという事は、作成したブログなどの記事を失うという事。
医院のみんなが空き時間を使って一生懸命書いてくれた記事データを失う事は何が何でも避けたいはず。だから、ワードプレスを利用しているのであれば確実にデータベースのバックアップを取るようにしましょう。
デジタルデータの保全は自分以外の誰もやってくれません。
記事は全てMySQLというデータベースに保存されています。
記事情報のバックアップは素直にプラグインを使用すれば良いです。
まずは定番中の定番プラグイン「BackWPup」。
このプラグインの最大の特徴は自動でバックアップを取ってくれる所で、個人的にはオススメです。BackWPupの使い方を詳しく知りたいという方はリンク先の記事をご参照ください。
プラグインのインストールの仕方がわからない!という方は、リンク先の記事をご参照ください。
また「All-in-One WP Migration」もオススメです。私はこれを使用しています。
BackWPupのように自動バックアップはしてくれないのですが、このプラグインはエクスポート(バックアップ)したデータを他のサーバーにインポート(引っ越し)する事が出来ます。
ワードプレスで作成したデータネースを丸ごと他のサーバーに移せるので、G社のサーバーからX社のサーバーへ乗り換え!といった事も簡単にできますし、「ローカル環境」へデータをエクスポートすると更に便利です。
ローカル環境の構築に関してはまた別記事でご紹介いたします。
面倒でも怠るな、バックアップ
日々業務が忙しいのはとてもわかります。
また、歯科事務長であれば院長以外からも頼まれている雑務が山ほどある事も理解できます。
バックアップが自分の仕事の評価を上げるものではない事は、心の底から理解できます。
それでも定期的にバックアップを取りましょう。そのデータを自分でわかる形で管理しましょう。そのデータが何の役にも立たない状況こそが最善の状況なのですが、確実に管理しましょう。
手を抜かずに事務長としての仕事を全うすれば、その評価は自ずとついてくるはずです。